圧迫骨折は、背骨が押しつぶされるようにして生じる骨折です。主な原因は骨粗しょう症により、骨がもろくなっていることにあります。転倒や重い物を持つことで生じることが多いですが、前かがみ動作やくしゃみなどのわずかな衝撃で起こることもあります。若年者でも交通事故や高所からの転落など強い外力が加わった場合には生じることがあります。主な症状は、背中や腰における急な痛みや動作時の痛みです。その他に、背中の曲がり、身長の低下などがあります。治療では骨折部が骨癒合するまでコルセットにより、背骨を固定します。椎体形成術と言って、骨折部に骨セメントを注入するような手術が行われることもあります。再発を予防するためには、骨粗しょう症の治療をしっかり続けるようにして下さい。その他には、適度な運動、適度な日光浴も重要です。

圧迫骨折
2025.11.28

