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手指骨折

 手指骨折とは、指を構成する骨に骨折が生じた状態です。

 ドアに指を挟む、転倒時に手をつく、ボールが強く当たるなど、日常生活からスポーツ中まで幅広い場面で

発生します。主な症状は、患部の腫れ・疼痛・圧痛、内出血、指を動かしにくい、変形などです。

 治療は骨折部位やずれの程度によって異なります。ずれが僅かな場合は、そのまま添え木(シーネ)による

固定を行います。ずれが大きい場合は徒手的(手による)整復(位置を戻す処置)を行ってから添え木(シー

ネ)による固定をします。整復が困難な場合は手術をすることもあります。適切な治療を行わないと、指の変

形や可動域制限が残ることがあるため、早期受診及びリハビリ(必要に応じて)が重要です。一般的な治癒期

間は3~6週間程度ですが、手術例では6~10週程度かかります。

肋骨骨折について

 肋骨骨折は、胸部を構成する肋骨に骨折(ひびも含めて)が生じた状態をいいます。

転倒や打撲、スポーツなどによる強い衝撃のほか、激しい咳でも起こることがあります。

 主な症状は、息を吸った時の痛み、体を動かした時の痛み、胸に圧迫がかかった時の痛みなどです。

 治療ではバストバンドという固定帯を胸部に巻き、骨折部を安定化させます。痛みに対しては、痛み止めを内

服したり、湿布剤を貼ったりします。

 それから、痛みで呼吸が浅くなると肺の奥深くの空気が入れ替わらず、細菌やウィルスが停滞して肺炎のリ

スクが高まるため、無理のない範囲でゆっくり深呼吸を行うことが大切です。

 通常は3~6週間で治癒しますが、高齢者や骨粗鬆症のある方では6~10週間ほどかかることもあります。

圧迫骨折

圧迫骨折は、背骨が押しつぶされるようにして生じる骨折です。主な原因は骨粗しょう症により、骨がもろくなっていることにあります。転倒や重い物を持つことで生じることが多いですが、前かがみ動作やくしゃみなどのわずかな衝撃で起こることもあります。若年者でも交通事故や高所からの転落など強い外力が加わった場合には生じることがあります。主な症状は、背中や腰における急な痛みや動作時の痛みです。その他に、背中の曲がり、身長の低下などがあります。治療では骨折部が骨癒合するまでコルセットにより、背骨を固定します。椎体形成術と言って、骨折部に骨セメントを注入するような手術が行われることもあります。再発を予防するためには、骨粗しょう症の治療をしっかり続けるようにして下さい。その他には、適度な運動、適度な日光浴も重要です。

手足のしびれ

手足のしびれの原因は、神経や血流の異常などさまざまです。手関節部で神経が圧迫されて手のしびれが生じる手根管症候群、肘部で神経が圧迫されて手のしびれが生じる肘部管症候群、全身の末梢神経が障害される糖尿病、頚椎や腰椎における神経の圧迫、脳卒中などの脳の病気、血行不良、ストレス、筋肉の緊張などが原因としてあげられます。片側だけの手足が急にしびれて動かしにくい、言葉が出にくいといった症状の場合は、脳卒中の可能性があります。早急に救急車で脳神経外科を受診して下さい。慢性的にしびれが続く場合は、原因疾患を調べて治療するよう、早めに医療機関を受診しましょう。

首が原因の頭痛について

首の筋肉の緊張が強まることが原因で頭痛が起こることがあります。これは主に「筋緊張型頭痛」と呼ばれます。 首や肩の筋肉が過度に緊張して、後頭部にある筋肉も緊張し、同部にある神経が刺激されて頭痛が生じるものです。 首が原因の頭痛としては、他に首の椎間板ヘルニアや首の骨のトゲ(関節の摩耗などにより形成される)が神経を圧迫することにより生じるものがあります。 筋緊張型頭痛の対策としては、首の筋肉の緊張を取ることが重要です。 ストレッチやマッサージが有効です。また、首に負担のかかる姿勢をしないようにすること、長時間の同じ姿勢を避けることも予防に繋がります。整形外科での治療、理学療法も有効です。

季節の変わり目の体調不良について

夏から秋にかけて寒暖差が激しくなってまいりました。急な気温の低下は、体にさまざまな負担をかけます。 特に朝晩が冷え込むと、自律神経が乱れ、風邪や頭痛、肩こり、冷え性、倦怠感などの体調不良が起こりやすくなります。 対策としては、免疫力を維持するよう、栄養バランスのよい食事を摂ること、特にビタミンやミネラルを積極的に摂取することです。 さらに、適度な運動で血行を促進させること、身体を冷やさないようにすることも大切です。睡眠をしっかりと取り、生活リズムを整えることも重要です。これらにより、自律神経が安定し、寒さに強い体を作ることができます。

膝前十字靭帯(ACL)損傷

膝関節にある主要な靭帯の一つである前十字靭帯が部分的または完全に断裂する外傷です。スポーツ活動中の急な方向転換、ジャンプの着地、接触プレーなどで発生するケースが多く、特にサッカー選手やバスケットボール選手でよくみられます。損傷時にブツッという断裂音や激しい痛み、膝の不安定感が生じ、腫れを伴うのが一般的です。診断には前方引き出しテストなどの徒手検査やMRIが用いられます。治療は損傷の程度や患者さんの活動レベルに応じて、リハビリや装具による保存治療または手術(靭帯再建術)が選択されます。 膝に不安定性を感じるなど、気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。

ばね指

ばね指とは、典型例では指がカクンと弾けるように動く疾患です。痛みを伴う事も多々あります。 これは、指を曲げる屈筋腱が、指の付け根で、それを覆う腱鞘とよばれるトンネル部分で引っかかっている状態で、 医学的には腱鞘炎の一種です。 手の使い過ぎや加齢、ホルモンバランスの変化(特に更年期や妊娠中)、糖尿病などが原因で発症します。 初期は、朝の手のこわばりや手指の軽い痛みのみですが、やがて指がカクンと弾ける症状が出現し、 進行すると指の屈伸が困難になります。 治療は安静、軟膏などの消炎鎮痛剤の使用、ステロイド注射などの保存治療が中心ですが、 改善しない場合は腱鞘を切開する手術が行われます。 気になる症状がある方は 早めにご相談ください

足根管症候群

足根管症候群は、足首の内側にある「足根管」というトンネルの中で、後脛骨神経が圧迫されて起こる疾患です。 手首でみられる手根管症候群の足版とも言えます。 主な症状は、足裏やかかと、足指にかけてのしびれや灼けるような痛みです。足の裏にものが張り付いているような違和感や、砂利道を歩いているような感覚を覚えることもあります。歩行や立ち仕事で悪化し、夜間や安静時にも続くことがあります。 原因は、ガングリオンや静脈瘤などの腫瘤、骨の形の異常、足首の捻挫後の瘢痕、扁平足によるアーチの崩れなど多様です。診断するには、足首の内側を軽く叩いて「ジーン」としたしびれが足裏に広がるかを確認したり、MRIや超音波で神経を圧迫しているものがないかを調べます。 治療は、生活指導、インソールによる足底アーチの補正、薬物療法や注射といった保存療法が中心です。強い症状や改善が乏しい場合には、圧迫を取り除く手術を行うこともあります。 足裏のしびれや痛みの原因としては、その他に腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、糖尿病などがあります。症状が続くようなら「単なる疲れと思って放置することなく、整形外科で相談するようにして下さい。

打撲

打撲は、転倒や衝突などにより身体の一部に強い衝撃が加わり、皮膚の表面に傷がないものの、皮下の血管や筋肉、組織が損傷を受けるケガのことです。いわゆる「青あざ」や「たんこぶ」なども打撲の一種です。主な症状としては、腫れ・痛み・内出血(皮下出血)・熱感などがあり、受傷直後から時間の経過とともに出てくることが多いです。

打撲の初期対応としては冷却が重要で、腫れや内出血の広がりを抑える効果があります。ただし、強い痛みが長引く場合や、関節の動きに制限がある場合、骨折や靭帯損傷が隠れている可能性もありますので、整形外科での診察をおすすめします。

打撲は軽傷に思われがちですが、部位によっては重大な障害を残すケースもあります。例えば、頭部や腹部の打撲では、見た目以上に内部の臓器が損傷している可能性もあるため注意が必要です。気になる症状がある場合は、早めにご相談ください。

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